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屋根上ソーラーパネル洗浄

屋根上太陽光発電所のメンテナンスが必要な3つの理由

工場屋根上に設置された太陽光発電システムは、企業にとって重要な持続可能なエネルギー源ですが、その効果を最大限発揮するためには適切なメンテナンスが欠かせません。

今回は工場や倉庫などの屋根上太陽光発電所のメンテナンスに必要な理由を3つに分けてご紹介します。

①発電効率の維持

メンテナンスが必要な第一の理由は、発電効率の維持です。パネル表面にほこりや鳥の糞などが堆積すると、日光の吸収が妨げられ、発電量が最大20%も低下することがあります。定期的な清掃により、本来の発電能力を維持できます。

産業地域では大気中の汚染物質や粉塵が多く、パネル表面に付着することで光の透過率が下がります。定期的な清掃を行わないと、年間の発電量が著しく減少し、予想していた投資回収が遅れる可能性があります。

②設備の寿命延長

第二に、設備の寿命延長が挙げられます。接続部の緩みや腐食を早期に発見し対処することで、高額な修理や交換を避け、システム全体の耐用年数を延ばすことができます。

パネル洗浄

また、発電量モニタリングシステムを導入することで、性能低下の早期発見が可能になります。発電量が急激に下がった場合は、何らかの不具合が生じている可能性が高いため、すぐに専門業者に点検を依頼すべきです。さらに、台風や大雪などの自然災害後には、臨時点検を行うことで二次被害を防止できます。

③安全性の確保

第三の理由は安全性の確保です。電気設備である太陽光パネルは、放置すると漏電や火災のリスクが高まります。定期点検により、これらの危険を未然に防ぎ、工場全体の安全を守ることができます。

ブレーカー焼損

また、接続部の劣化やケーブルの損傷は、放置すると短絡や漏電を引き起こし、火災などの重大事故につながりかねません。さらに、太陽光パネルの設置による屋根への負担を定期的に確認しないと、屋根自体の構造問題を引き起こす恐れもあります。

まとめ

屋根上太陽光発電システムの長期的な収益性を確保するためには、計画的なメンテナンスが不可欠です。太陽光発電は「設置して終わり」ではなく、継続的なケアによって初めて投資価値を最大化できます。

計画的なメンテナンスは、短期的なコスト増に見えても、長期的には大きな経済的メリットをもたらします。メンテナンスコストは、将来発生する可能性のある大規模修理や事業停止のリスクを考えれば、必要不可欠な投資と言えるでしょう。

太陽光パネルの設置による屋根への負担を定期的に確認しないと、屋根自体の構造問題を引き起こす恐れもあります。これらのリスクを回避するためには、専門業者による年に2回程度の定期点検が推奨されています。

ぐんまソーラーメンテ相談室では、屋根上太陽光発電所のメンテナンスや修理・リパワリングなど、太陽光発電のお困りごとは全て解決できるノウハウと技術を持っております。

是非一度お気軽にご相談ください。

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