太陽光発電のメンテナンスの必要性について
明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願い申し上げます!
さて、2022年最初のブログは「太陽光発電のメンテナンスの必要性」についてご説明させていただきます。
2012年からスタートした「再生可能エネルギー固定価格買取制度」によって太陽光発電所の建設ラッシュで全国各地に太陽光発電所が増えていきました。
当初、太陽光発電は「メンテナンスフリー」と言われておりましたが、実際に太陽光発電事業を開始すると、故障や不具合・トラブル等が発生し、太陽光発電の目的である「売電して収益を得る」ということに支障をきたすことがあるということが分かってきました。
そこで今回は、大きく3つに分けてメンテナンスの必要性についてご説明させていただきます。
目次
故障や不具合を発見することができる
まず太陽光発電システムについて、大きく分けると太陽光パネル(モジュール)とパワーコンディショナーや接続箱等の周辺機器の2つに分類されることが多いです。
その中で太陽光パネル(モジュール)については現在シリコン結晶系のモジュールが多い為、多くのモジュールメーカーが出力保証を25~30年と比較的長期に設定しております。
しかし、パワーコンデショナーや接続箱等については、メーカー保証期間が10年とモジュールと比べると半分以下の保証期間になっております。
上記の内容からモジュール以外の機器については、稼働してから10年を超えると故障や不具合が起きやすくなるということが考えられます。
そうした故障や不具合をソーラーメンテナンスの点検によって、一早く発見することができます。
メンテナンス会社によりますが、多くが太陽光メンテナンス技士等の資格を持った者が目視点検等を行いますので、太陽光発電のプロが故障や不具合が無いかをしっかりと点検してくれます。
👆上記のような焼損が起こると、電気火災事故にも繋がり、太陽光発電所だけではなく近隣の住宅などにも被害が及び大規模火災事故に繋がる可能性もあります。
太陽光発電の発電ロスを最小化し、発電性能を維持できる
次に冒頭にもお話しましたが、太陽光発電の目的は「売電して収益を得る」ということですが、太陽光発電システムについては常に屋外にある為、土埃や花粉・鳥糞等の汚れや雑草等による発電ロスや経年劣化による発電性能の低下等が必ず発生してしまいます。
太陽光発電の発電ロスを最小化し、発電性能を正常に維持できるようにするのがメンテナンスするメリットしては一番重要なことかと思います。
まず 土埃や花粉・鳥糞等の汚れによる発電ロス については、太陽光パネルの洗浄によって改善することができます
パネル洗浄の詳細についてはこちらをご覧ください。
雑草等による発電ロスについては、草刈りや除草剤散布等によって改善することができます。
次に 経年劣化による発電性能の低下等 については、太陽光発電専用の計測機器等を使った精密点検によって太陽光発電の性能をグラフにして表すことができます。(下記グラフ参照)
また赤外線カメラ搭載のドローンにより、異常パネル(ホットスポット)をすぐに発見することができます。
メーカー保証や損害保険により、リスクゼロで復旧・修理ができる
「再生可能エネルギー固定価格買取制度」によって太陽光発電ブームがありましたが、ブームが過ぎ去った現在はソーラー施工会社の倒産が相次いでおり、故障等の不具合を復旧・修理を依頼できないオーナー様が非常に多くなっております。
メンテナンス会社にもよりますが、点検計測・除草・パネル洗浄等の他に電気工事士による復旧・修理ができるメンテナンス会社も多いです。
また、メーカー保証や損害保険を適用させて復旧・修理を行う事ができれば、オーナー様の実費無く復旧・修理ができますので、リスクゼロでリカバリーできます。
まとめ
経済産業省から出ている「事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)」にもありますが、現在、太陽光発電のメンテナンスは「義務化」されております。
そうした中で特に低圧太陽光発電所(50kW未満)に関しては、メンテナンスを行っていない発電所が多く、近隣トラブル等が多々発生している状況でございます。
産業用の太陽光発電所に関しては、20年間と長い期間の発電事業を運営していく為に、メンテナンスは必要不可欠かと思います。
またメーカー保証や損害保険の適用申請等は結構面倒な書類を提出することが多いです。そうした申請等も弊社では経験豊富なスタッフによりお手伝いさせて頂きます。
ぜひ一度お気軽にご相談ください!